一級建築士の歴史

今日、一級建築士の定期講習を受けてきました。
前回からもう3年経ったのかと思うと信じられません(汗)

定期講習は色々話が出てきますが、
中でも一番印象的だったのは一級建築士の第1号は誰か?という話でした。

元総理大臣の田中角栄が第1号だという噂はよく耳にしますが、実際には異なり、
一級建築士合格証は第1号だったのですが登録が1年ほど遅れたため、
一級建築士の登録番号は第16989号というのが真実だそうです。

では、本当の第1号は誰かというと、山形県の渋江菊蔵という方だそうです。
ちなみに下記に説明がある通り、第10号まで山形県勢が占めているとのこと。
特に理由があるわけではなく、たまたま申請書の山から事務的に判を押した結果というのが面白いですよね。

※定期講習テキストより引用




その次に印象的だったのは建築士の試験制度が始まった当時の模範解答例です。
今とは異なり、パースも求められてたようです。すごいですよね。。。

※定期講習テキストより引用




そして、現在の設計製図の試験に近い形になったのが3年後の1954年の試験だそうです。
といっても、矩計図や立面図が求められているので現在の二級建築士にも近いかもしれませんね。

※定期講習テキストより引用





では、また3年後に。