4号特例の見直し(続報)

明けましておめでとうございます(!?)
日々の仕事に追われて、全然ブログの更新をしていませんでした。。。

もう7月です。ついにセミが少し鳴き始めてしまいました。

4号特例の見直し(2025年4月の法改正)について国交省から資料が公表されましたので
気になった内容をピックアップしてみました。
( https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/content/001752262.pdf より)

構造提出図書について

まず確認申請に提出する構造図書についてですが、
上記の通り、仕様規定のみの場合は伏図が省略できるということで、
構造計算を行う物件よりも添付図書が少なくなります。

あれ?構造計算を普及させたいのか、させたくないのか・・・なんだかよくわかりません。
どこかの団体から国交省に圧力でもかかったのか?と邪推したくなりますね。。。

今後、構造計算「する派」と「しない派」の2極化がどんどん進んでいく気がします。

省エネ審査の合理化

次に省エネ審査の合理化についてです。
性能評価や、長期優良住宅を申請する物件については、その評価書等を確認申請に添付することで合理化ができるということのようです。

資料の上部に記載がある通り、申請者(設計者)側というよりも審査機関側への配慮のようです。

個人的には確認申請はクリアできるギリギリのラインで不利側検討(なるべく設備関係の指定をせずに計算)しておけば、
完了検査時に細かく変更をしなくよくなるのかな?と考えていたので、
この制度を利用することで、変更が生じる物件については、申請者側も審査機関側も結局対応に追われるのでは?と、想像してしまいます。

引き続き、情報を注視していきたいと思います。